こんにちは、mooです。
tank vent(タンク通気)に関して、いろいろ調べたので、それのまとめです(まぁ、備忘録ですね)。
燃料タンクから、ピストンの負圧で、燃料をキャブへ、燃料ホースで吸い上げる。
燃料が減ったら、タンク内が負圧になるので、吸い上げることが出来なくなる(少なくとも、吸い上げづらくなる)。
(因みに、パージポンプは、この吸い上げを、ピストンの負圧ではなく、ポンプによる、タンクへの加圧(これは、タンク通気で弱まる?)と、ポンプによるキャブへの負圧(多分、こっちがメイン)の両方で強化するものです)
(因みに、パージポンプは、キャブから燃料を吸い上げて、タンクに戻すのであって、ポンプにある燃料は、タンクに行くだけです。ポンプに来た燃料を、キャブに送るわけではないです)(ここを間違えている機械屋さんのHPもありますねぇ)
(燃料の流れ 燃料タンク→キャブ→ポンプ→燃料タンク)
タンク内の負圧を解消するために、燃料を出さずに、空気だけを取り入れるブリーザーが必要となります。
(刈払機などなら、燃料タンクのキャップに付いている穴が、タンク通気(tank vent)になります)
ブリーザーは、基本、どこかに、繋げる必要はないはず(大気から、空気を取り入れる)。
なのに、2シリーズは、ただのノズルですが、3シリーズ以降、共有部品で、ニップル(nipple)(ホース取り付け口)が付いている。
これは、なぜなのか?
必要なものをまとめると、
パージポンプ(purge bulb)あり(我が家だと、345eと550)
燃料ホース(fuel hose)(キャブへ)と、リターン(戻り)ホース(return hose)(パージポンプから)の2本。と、タンク通気
パージポンプなし(我が家だと、346と、576)
燃料ホースのみ(キャブへ)の1本。と、タンク通気
が、基本。
実際、燃料タンクには、
(パージあり)345eと(パージなし)346 (共通して)
(左から)燃料ホース穴+タンク通気ニップル+リターンニップル
(パージあり)550
(左から)リターンニップル+タンク通気ニップル+燃料ホース穴
で、ホースは、
345eは、燃料ホースとリターンホース。
346は、燃料ホースのみ。
550は、燃料ホースとタンク通気ホースとリターンホース。
IPLだと、
345eでは、タンク通気から、何もないし(実際もない)、
346では、タンク通気から、燃料ホース(と表記)がどこぞへ(イラストが破線で不明瞭)伸びているし(実際はない)、
550では、タンク通気からはホースがない(実際はどこぞへ伸びている)。
うーーん。
IPLは、難しいなぁ。
ここで、YouTubeを見ていて、さらに、混乱することになりました。
550の分解動画で、(左から)燃料ホース、バルブ、リターンと、3本のホースを説明していて(燃料ホースと、リターンが逆なのはさておき)、バルブ?って、日本では、purge bulbを、パージポンプとか、プライマリーポンプとかと言っているので、ん?どういうこと?という感じになっていて、パニック。
で、適当に他のYouTubeを見ていたら、いろいろ解決するヒントがありました。
そこでは、某スチールのタンク通気が、詰まりやすいという話を耳にしました(スチールが特に詰まりやすいと言うことではないです)。
ん?
まぁ、吸気なので、ゴミを吸い込みやすいだろうけど、掃除しやすい形態になっているわけではなく、ニップルなわけだから・・・
きれいな空気を,ホースで引っ張ってきて、タンク内に吸気してやればいいんじゃないか?
つまり、エアフィルター後の空気をタンク通気に持ってきてやればいいんじゃないか?
ということで、550の、エアフィルターの付いているフィルターホルダーを見てみれば、そこから、タンク通気へホースが延びていました。
そう言えば、IPLの346のタンク通気から燃料ホースが伸びている先の不明瞭なイラストは、フィルターホルダーっぽい・・・
まぁ、分かってみれば、分からない方がどうかしていると思うのですが、550って、ホースの位置が違うし、狭いし、部品数、多いし・・・346は、パージなしタイプだし・・・2シリーズは、シンプルで、いいなぁ・・・(?)。
というか、デコンプ付いていれば、パージバルブいらないし!!!!
と、逆ギレしてみましたが、346にタンク通気のホースがない理由とか、346のパージなしの機種に、リターンのニップルがある理由とか、タンク通気が、550と共有なのに、345eとか、346には、フィルターホルダーと繋ぐ気はないのか?とか、謎はまだまだありそうです。
何にせよ、中古で入手した346は、初期モデルだし、同じく550も初期モデルみたいなもんだし、中古じゃなくても、345eは、廉価版だしと、あちこち、齟齬があるようなんですよねぇ(笑)。
とりあえず、345eとか、346xpは、タンク通気を、フィルターホルダーに繋げられるなら、繋いでおきます(今から、確認する気力なし・・・)(予想では、フィルターホルダーが対応していないんだろうなぁ)。
(追記)
576なんですが、タンク通気ホースが、クランクケースに刺さっています(下から出てきて、下から出ているニップルに刺さっています)
明らかに、フィルターホルダーとは関係ありませんねぇ。
(しかし、550と比べると、スカスカですね)
どこに繋がっているのか?全く分かりません。
345も、346も、フィルターホルダーにニップルはありませんでした。
346は、タンク通気が、IPLとは逆、つまり、ニップルが燃料タンク側(内)に付いていました(345eは、ニップルが外)。
576のエアフィルターを取った中身の写真なんですが、チョークの蓋みたいなのが2つあります。
チョーク(下)と、アクセル(上)に連動しているようなのですが、複雑な動きをしていましたね。
うん
まぁ、そのうちだな(笑)。