こんにちは、ここのところ、寒暖差で、際限なく往復ビンタンを食らっているmooです。
さて、064も、安定していますので、ケッチン問題は、解決!と断じて良さそうなので、ここで、3ヶ月ほど悩まされた問題をまとめておきたいと思います(自分のため)。
まず、鬼のように、ケッチンを食らいまくりました。
ケッチン現象は、基本的に、点火のタイミングが早すぎると言うことです。
早すぎると言うことは、ピストンの位置が理想的な点火場所より前にあると言うことでもあります。
現象1
点火のタイミングが早すぎる
現象2
ピストンの場所が理想的な点火場所より前。
(点火から、爆発まで、タイムラグがあるので、その間のピストンの動きを想定して、点火タイミングが決められているので、想定より動きが少ないとケッチンする)
現象1の原因
1-1 点火コイルの問題(点火コイルの故障)
1ー1に関しては、点火コイルを新品にしてみましたが、変化無し。
現象2の原因
2-1 スターターの引き方が遅い
2ー1に関しては、引き方の工夫(スタート地点を圧縮のかかるにする)をしてみましたが、少し改善した気がしましたが、結局、ケッチンは続きました。
現象1の原因の追加
1-2 フライホイールと点火コイルの距離の問題
1ー2に関しては、適正距離とその前後を複数トライした(距離長めで、点火タイミングを遅らせようとした)。
実際問題として、キャブのインレットニードルが、バネの問題で、開き気味となり、燃料ジャブジャブ問題も絡んで、錯綜しましたが、やったこととしては、こんな感じでした。
で、その後も、デコンプ付きの別シリンダーに換えてみたりしましたが、改善しませんでした。
事態が一変したのは、この時代のフライホイールには、キーが2つあるという情報でした。
そして、同時に、サービスマニュアルに間違いがあって、世界中の技術者が血涙を流したと・・・
B = Analog ignition
P = Digital ignition(現状こっち)
問題は、今の点火プラグがアナログかデジタルか分からないことです。
アナログとデジタルの違いが分からないので、現状がただしい位置なのかどうかが分かりません。
しかし、キーをアナログにすると、フライホイールと点火プラグの位置関係的に、確実に、点火タイミングが遅くなりそうです。
よって、現象1が解決しそうです。
実際、キーを移動させ、アナログにセットすると、ケッチンは、ほぼ、なくなりました。
(ほぼというのは、意識的にゆっくりスターターを引っ張ったときにケッチンしたからです)
後から考えると、ほぼケッチンするという現象は、引き方の工夫などでなんとかなる問題ではないと考えられます。
逆に言うと、まれにケッチンしないと言うことは、完全な故障とかでもないでしょう。
流石に、キーが2つあることは、フライホイールを外そうとしないと分からないことですが、フライホイールとコイルの距離のような、点火タイミングに関係する部位の問題かもしれないあたりまでは推察可能な現象であったと思います。
まぁ、「後から」言えばですけどね(笑)。