(この記事は、いろいろ、日をまたいでやっていて、いちいち別記事をアゲルのが面倒なので、追加追加で、更新していく予定です)
(動いた時点で、終了です)(お願い、動いてください!!)(動いたけど、もうちょい続きます)
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薪割_クヌギ&薪積_薪小屋5&064いじりの続き 2023/4/5
064の修理(いや、ただのいじり) 2023/4/2
064の修理 2023/3/26
064のチェックその3 2023/3/19
ケッチンケッチン 2023/3/19
064のチェックその2 2023/3/17
064AVEQWのチェックその1 2023/3/16
064AVEQWの予習 2023/3/13
こんにちは、mooでございます。
さて、いろいろやっているのですが、未だ、ウンスンなので、ここらで一つまとめてみようと思います。
エンジンがかからない
最初にケッチンしたり、ちょっとかかったりすることもまれにある
すぐに,シリンダー内が燃料でジャブジャブになる
圧縮はある
ピストンもシリンダーも無傷ではないが、深い傷はない(直接触れた)
火花はある
燃料は、新鮮
燃料フィルターは、まだ使えそう(燃料はシリンダーへ来ている)
キャブはリニューアル済み
リペアキットで交換済み
サビその他は、見える範囲ではない
燃料ホース・インパルスホースに穴はない
コイルは、新品に換えて、ハンドルヒートはショートカットしている
今のところ一番気になるのは、燃料がシリンダーに来る量が多すぎること。
ここのところ、これ対策として、チョークを閉じることなく、始動させているのだが、あっという間に、シリンダーがジャブジャブになる。
問題は、キャブの燃料系統(ダイアフラム回り)じゃないかと。
例えばインレットニードルあたりが機能していなくて、燃料が流れっぱなし???とか・・・
ということで、キャブ分解しました。
燃料ラインから、パクリでプシュして、インレットニードルが機能していることを確認して、組み立てました。
ただ、ちょっと気になることで、インレットコントロールレバー(シーソー部分)と、メタリングダイアフラムの突起が噛み合ってなく、常に押されている状態だったのかもということです。
ベコベコすれば自然と噛み合う構造なので、今まで、気にしたことがなかったのですが、もしかしたら、うまく噛み合っていなかったのかもしれないかと。
組立時に、噛み合わせを確認して、再度、スターターを引っ張ると、ケッチン、初爆、ちょっとかかって、止まりました。
その後、鳴かず飛ばず
しかし、プラグを抜いて、引っくり返しても、ガソリンが、ジャブジャブしていません。
とりあえず、ジャブジャブは、改善か?
うーん
と言うことで、日をまたいで、何度もトライ。
やはり、ジャブジャブは改善している。
チョークを閉じて、何度も引っ張れば、燃料が溜まるのだが、以前ほどではない。
しかし、エンジンがかからないことは変わらず。
多分、ショップなら、とっくの昔に、キャブを新品に換えて、様子を見るのだろうけど、そこは素人の悲しさ・・・現状で出来ることを考えます。
因みに、064のキャブのメタルダイアフラムの蓋が2種類あって、うちの064の蓋は、フラットです。
もう1種類は、直角に曲がった煙突みたいなのが付いていて、エアフィルターベースの裏の凹みに差し込むみたいです。
別に、エアフィルターベースを貫通しているわけではないので、どういうことなのか分かりません。
さて、ジャブジャブが改善したのにエンジンがかからないのですから、別の理由です。
次は、シリンダーに燃料を直接入れて、エンジンがかかるかどうか?
かかりませんでした。
もう一度火花をチェックして、フライホイールとコイルの間隔もチェックし直しても、ウンスン。
次は、シリンダーを外して、そこら辺の機密性のチェックをしませう。
と思ったのですが、作業時間をちょっとしか取れなかったので、キャブの点検だけ。
すると、ボタボタ、燃料がキャブからマニホールドへ出ています。
これはどういうことでしょうかねぇ?
2つ。
キャブの燃料調整が上手くいっていない(混合比レベルじゃなく、燃料が多い)。
燃料タンクの負圧が機能していない(ベントか、それ以外がスカスカ)。
うーん。
ベントが正規品じゃないので、034のベントを持ってくるか?
と言うか、冷静に見れば、現状、ケッチンすらしないということじゃないでしょうか?
うん。
症状が悪化している。
なんとか、ケッチンするところまで戻す?(笑)
とか言いながら、いろいろやりました。
まず、シリンダーを外して、シリンダー回りの汚れや、ガスケットの汚れや、液体ガスケットカスをキレイにして、もう一度、慎重にシリンダーをセットしました。
次に、怪しいイントレットニードルをもう一度付け直しました
さらに、コイルをもう一度間隔を付け直して,確認しました。
もちろん、その間も、何度も、スターターを引っ張って、何かする度に,エンジンがかかるかを確認しました。
その結果、一つ分かったことがあります。
初爆はあります。
ただし、アイドリングは続きません。
この場合、燃料が来ていないことが原因になりますが、燃料は来ています。
いや、来すぎているのかも。
数回引いた後は、かぶっているようです。
実際、初回、ケッチン、2回から、3回に初爆、4回目にちょっとかかって止る。
このパターンが何度かありました。
しかし、この後、かかることはないですね。
多分、5回目にはかぶっています。
後は、燃料をきちんと出して、中を乾燥させると、ケッチンからの一連の流れに乗ることが出来ます。
と言うことで、再度問題を明確にすると、燃料が出過ぎ!
初爆を見逃さず、エンジンを掛けても、すぐ止まり、後は、もう、ウンスン。
すぐ止るのが問題なんでしょうが、これも、かぶるのも、燃料多過ぎが原因か?
やっぱり、インレットニードルあたりでしょうかねぇ。
そこでどうしようもなければ、キャブ交換も視野に入れないとでしょうかね。
と言うことで、再度、インレットニードルを確認。
ただ見てもよく分からないので、交換した,お古を持ち出して、比べてみました。
うむ。
確かに、お古は、先のゴムが赤く変色していますねぇ。
でも、柔軟性はまだありますし、うーーーん、特に問題はない気がします。
じゃあ、戻そうかと思ったところ、インレットニードルを動かすバネが目に付きました。
お古のバネと、交換したバネでは、だいぶ、長さが違います。
つまり、新品は、インレットニードルを燃料が流れないように押さえつける力が弱い(?)のではないんじゃないか・・・・
つまり、洪水の原因は、バネ?
で、バネだけをお古に交換して、組み立てて、スターターを引っ張ると・・・・
オレの064が、火を吹くぜ!!
まっ、マジで、火を吹いた!
アイドリングを高く保たないとエンストするんですが、とりあえず、アイドリングはします(刃がぐるぐるしてますが・・・)。
止めて、掛けて、止めて、掛けて。
うん。
かかります(やったーーーー!)。
最初に付いていたガイドバー(20")とソーチェンを付けて、クヌギをバリバリ切ってみました。
うん。
バリバリ切れます。
重いし、ケッチン対策で、一回圧縮を抜いてからスターターを引かなきゃならないし、地味なエンジン音ですが、流石の85ccのパワーですね。
いやー、これが楽しくて、ジャンク買いは止められまへんな(なぜ、エセ関西弁?)。
もー,スターター引っ張りすぎて、右腕が左腕より一回り太くなってしまっています。
ケッチンで、右手にまめが出来、左手には飛んできたハンドルが当たったアザだらけです。
でも、エンジンがかかって、全部、チャラ。
いやいや、お釣り、たっぷりで、ニコニコです。
結局、バネだけをお古に戻して、動き出したわけですから、バネの力不足による、燃料洪水が直近の問題だったわけですが、そもそも、ケッチン祭りだったのは、圧縮を抜いてから引っ張る引っ張り方と、コイル交換のいずれか、もしくは両方によって改善したのでしょう。
(オリジナルのコイルは、ケッチンしやすい仕様(タイミングが1つのみ)で、交換したのは、(多分)回転数が低い場合はディレイする、タイミングが複数あるタイプ)
やはり、動かないときは、問題の洗い出しも兼ねて、変更は、一個一個、検証しながら、やるべきでしょうねぇ。
さて、次は、アイドリングの安定ですね。
そして、その次は、キャブの微調整。
と言うことで、回転計を持ち出して、アイドリングの回転数をチェックしました。
すると、2600rpmで、刃がバリバリ回転しています。
と言うことは、クラッチですね(多分)。
上の方で、回転数を高く保たないと,エンストすると書いていますが、実際、計測してみると、全然、高くなくて、むしろ、そんだけ回転数が低くなれば、普通エンストするよって感じでした。
つまり、低い回転数で、刃が回転している,つまり、クラッチのバネが弱くなっているということじゃないかと。
と言うことで、速攻、クラッチをポチっちまったー!!!
10ドルくらいだからって、安易にポチったけど、大丈夫か?
と言うことで、次回、「このクラッチ、使えるか?使えないか?どっちなんだい?」をお楽しみ(?)に。
と言うことで、着弾。
まぁ、見た目は違うんですが、とりあえず、インパクトドライバーで、ガッガッガッってやって、取り外して、グリースをやりながら、新しいのをセットしました。
そういえば、某本職の修理ブログを見ていたら、いろいろ、ありがたいお言葉がありました。
曰く、
一気にスターターを引かないとケッチンを食らう
MS660の部品が、一部、流用できる
MS660のエンジンを載せ替えできる
アイドリング回転数2,400rpm、最高回転数12,000rpmが基準値で、重低音が響くいいサウンド
「できるだろうなぁ」からの「(多分)できる」は、大変、ありがたいお言葉です。
そして、ケッチンにどうしてもビビる右手に、勇気をもらえました。
と言うことで、チョークを閉じて、何度か深呼吸をして、震える右手を落ち着かせ、一気に、ズバッと、引きました。
何もなし。
もう一度、ズバッと。
初爆。
チョークを半分開けて、もう一度、ズバッと。
ドン。
おおー、ケッチン無しで、あっさり、エンジンがかかりました。
で、キャブのLAを弄れば、ソーチェンも走らなくなりました。
もう一度、LとLAを弄り直して、回転計を使った調整は別の機会に譲りますが、音的に、アイドリングは安定し、立ち上がりも気持ちよく、高速域もよく回っています。
はい、これにて、今回の修理は一応、おしまいです。
長文、お付き合いありがとうございました(そんなお客さん、いるのか?)。
今回、クラッチと同時に別のモノも注文したのですが、また、それは、別の記事にするかもしないかもしれません。
(「やっちまった!」と、「やられちまった!」なので、まぁ、せめて、ブログネタになってくださいね)
(2023/05/07)