こんにちは、mooです。(バカです)
キャブ調整に関する疑問というか、なんと言うか‥
ネット動画を見ている限りでは、TLHの調整は、基本、時計回りをしていくと、回転数が上がり、ピークを過ぎると下がっているようです。
実際、ハスクでも、そうだったので、調整に時間がかかることもなく、ささっと終わらせることが出来ていました。
ところが、260と034は、ピークがわかりにくい。
なんというか、ネジの回転と回転数がリニア(?)に対応していないんですよね。
キャブの清掃、ダイアフラム等の交換もしてあるのですが、Hはともかく、TLが、ネジの回転に対して、増えたり、増えなかったり、場合によっては、減ったりするんですよね。
いや、もちろん、ピークを過ぎたら、減ってもいいんですが、その後、また、上がったりするんで、訳が分かりません。
例えば、T って、最低アクセル量の調整だから、アクセルが微調整レベルでは反応が悪いってことでしょうかねぇ。
リッチダウンに関しても、ピークも、ダウンもよく分からない・・・
試行錯誤の結果、今やっと使える状態ですけど、これって、何が問題なんでしょうね。
いや、そもそも、こんなものなのか?
と、迷走したので、もう一度、ちゃんと整理しておこうと思います。
まず、もう一度、ネットで見つけたやり方です。
1 まず、Lで、最高回転数を探した後、500回転落とす(反時計回り1/2-1/4回転)
3 次に、Tで、ソーチェンが、動かない回転数を探す(ソーチェンが動いたり、エンストしたりするギリギリは駄目)
4 Hで、ちょっと回してから、緩めて、回転が落ちることを確認してから、ゆっくり閉めて行く
これ自体、論理的に、矛盾があるわけじゃないと思うんですよね。
(L)アイドリング時の燃料調整を最適化して、その後、加速用にちょっと濃いめにする。
(T)次に、その燃料調整に適した最低アクセル量を、決める。
(H)最後に、フルスロットル時の燃料調整を最適化する。
注:
Lの「最適化」は、回転数が一番高い状態
Tの「適した」は、片寄らない状態(すぐにエンストしない、すぐにチェンが動かない)
Hの「最適化」は、エンジン固有の許容最高回転数(多分、メーカーが実験で産出した数字)
(許容最高回転数は、最大であって、使用年数も考慮して、現実的な数値はもっと低くなるはず・・・)
順番も含めて、まぁ、これがキャブ調整だと思うんですよ。
後は、キャブ毎に違う点を考慮して、変更するわけです。
特に、エンジンを破壊する可能性が高いHの調整は、そもそも、Hネジがないとか、Hネジの可動域が狭い(壊れる位置までネジが回らない)とか、回転数のリミッターが別に付いている(回転数が上がり過ぎると、Hネジに関係なく、リミッターが働いて、回転数を抑える)とか、色々あるようです。
ハスクは、まだ、使用者が弄ることを前提に、情報を出していますが(かなり意味不明というか、感覚的だったりしますが)、Stihlは、使用者に触らす気がほとんどないんでしょうね。
基本設定で使え!2,3のよくある問題は、こうしろ!後は、販売店に持って行け!
気持ちがいいくらい、考え方が違う気がします。
具体的には、マニュアルを見直しながらにします。
(因みに、日本語では、取扱説明書ですが、英語では、operater's manualだと思っていたのですが、それは、ハスクの話で、Stihlだと、instruction manualみたいですね。って、思っていたのですが、古いタイプだと、instruction manual ower's manualと併記されている場合もありました(ってか、ower's?。)
(ついでですが、Stihlは、SPL(SparePartsList)なんですが、ハスクは、IPL(イラスト化されたPL)だったのですが、公式で、SPLもSPC(SPカタログ)の表記もありますね)
(さらに、ついでですが、ハスクのxEPC(IPL)が、いつの間にか、書式が変更されていますね。改良か、改悪か微妙なところなんですが、少なくとも、3機種をチェックしたところ、2機種で、リンクというか、動作で不具合がありましたので、これから・・・と言うことでしょうかねぇ)(この手のデータ多めの情報提供系は、シンプルにしないとメンテが大変だと思うのですがねぇ)
346xpの(手元にある)取扱説明書より
手順としては、L,T,Lの順番で、調節をする(と書いてあるが、多分誤植で、L,T,H)。
L 時計回りで止るところまで回して、戻しながら、アイドリングが安定し、加速が良い状態になるところを探す(最適化だけじゃなく、リッチダウンも)
T ソーチェンが動くところから、エンジンが止るところまで確認して、その間で、ソーチェンが動くまでに余裕があり、アイドリングが安定するところ
H 環境に合わせて微調整。(リミッターがあるので好きにしてくれと言う感じか?)
(ここで意味不明の言葉が出てくる)キャブレターが適切に調整されていると、フルスロットルでわずかに4サイクル音となります。
576xpも、ほぼ一緒です。
Hのリミッターが、ネジの回転の制限だけじゃなく、エンジンの回転数自体も13,300でイグニッションシステムがストップをかけます。
リミッターがない242では、ちょっと変わります。
まず、15,500回転がマックス(リミッターがないときのお約束)。
HL 時計回りに回して、止ったところから、1回転戻す(まず、基本設定。346と576には、基本設定はない)
Lは、最高回転数から、反時計回りに1/4戻す(最適化と、リッチダウン)
Tは、ソーチェンが動くところから、エンジンが止るところまで確認して、その間で、ソーチェンが動くまでに余裕があって、アイドリングが安定するところ
Hは、基本にして、10sフルスロットル。次に、反時計回りに1/4回転させ、10sフルスロットル。その時、エンジン音の違いに気をつける。次に、さらに、反時計回りに1/4回転させ、10sフルスロットル(つまり、基本と基本+1/4と基本+1/2と、反時計回りに調整)(基本設定から、反時計回りに調整するようですね)
正しいセッティングのところで、4ストの音(?)が弱く(!)します。ホイッスルしたら(?)、時計回りに回しすぎ、排ガスが白かったら、反時計回りに回しすぎ
(4スト音がまたしても登場)
(ホイッスルは、多分、甲高い音と言うことか?)(回転数が高すぎ?)
034 IMより
まず、13,000回転がマックス(リミッターがないときのお約束)
HL 時計回りに回して、止ったところから、1回転戻す(基本設定)
LA(T) 時計回りに回して、チェーンが動くところから、1/4回転戻す
以上、終了(基本設定で使え!と言うことか?)
ただし、
* アイドリングが不安定なとき、加速が悪いとき(Lが、薄い)
Lを、反時計回りに回して、アンドリングを安定させる(加速をスムーズにする)(最適化と、リッチダウン)
* 排ガスが白いとき(Lが、濃い)
Lを、時計回りに回して、回転数が落ちるところから、1/4回転戻す(その時、加速が悪くなっていないかチェックする)(最適化と、リッチダウン)
そして、Lを弄ったら、LA(T)は、必ず、やり直す。
とは言え、大きく弄る必要があるときは、ディーラーに持って行け!
(Hは、環境によって、調整する必要があるという注意のみ)
026 IMより(026は、Hがある機種とない機種がある)(この説明はない機種用)
L 時計回りに回して、止ったところから、1回転戻す(基本設定)
以上(Hがないから、許容最高回転数もない)
ただし、
* アイドリングが止るとき(Lは、1回転戻してあるにもかかわらず)(最低アクセル量が不足)
LA(T) 時計回りに回して、チェーンが動くところから、1/4回転戻す
* ソーチェーンが動く(最低アクセル量が過剰)
LA(T) 反時計回りに回して、チェーンが止るところから、1/4回転さらに回す
* アイドリングが不安定なとき、加速が悪いとき(Lが、薄い)
L 反時計回りに回して、アンドリングを安定させ、加速をスムーズにする(最適化とリッチダウン)
(Hは、環境によって、調整する必要があるという注意のみ)
260 使用説明書より(260は、HLが三つ穴があり、HL空と、H空Lの2種類があり、キャブが違う)
まず、13,000回転がマックス(リミッターがないときのお約束)
HL空(古いタイプ) (2007版にのみ記載)
HL 時計回りに回して、止ったところから、1回転戻す(基本設定)
H空L(新しいタイプ) (2007版,2011版の両方に記載)(リミッターあり)
H 反時計回りに止るまで回す(最高でも3/4回転)(リミッターがある、最低にセット)
L 時計回りに回して、止ったところから、1回転戻す(基本設定)
以上(LAは、下記のように、問題の対処の所に、設定の仕方が記載されている)
ただし、
* アイドリングが止るとき(Lは、1回転戻してあるにもかかわらず)(最低アクセル量が不足)
LA(T) 時計回りに回して、チェーンが動くところから、1/4回転戻す
* ソーチェーンが動く(最低アクセル量が過剰)
LA(T) 反時計回りに回して、チェーンが止るところから、1/4回転さらに回す
* アイドリングが不安定なとき、加速が悪いとき(Lが、薄い)
L 反時計回りに回して、アンドリングを安定させ、加速をスムーズにする(最適化とリッチダウン)
因みに、我が家の260のキャブレターは、WT427で、HとLが、くっついているので、たぶん、HL 空タイプです。
エアフィルターカバーは、2010製の260なので、H空Lタイプ(H3/4L1)が表示されていますが、タンクハウジングは026なので、元々2つ穴だし、HL空タイプ(HL1回転)と考えて良さそうです。
(キャブは、タンクハウジング同様、026と言うことでしょうね)
結論として、HL1回転タイプ(リミッターなし)は、034,026,260共通で、
基本設定は、
HL 時計回りに回して、止ったところから、1回転戻す(基本設定)
LA ソーチェーンが動き出すところから、反時計回りで、1/4回転
以上。
ただし、アイドリングが不安定なとき、加速が悪いときは、
L 反時計回りに回して、アンドリングを安定させ、加速をスムーズにする)(最適化とリッチダウン)
と言うことでしょうか?
まぁ、結局、
(上記のコピー)
(L)アイドリング時の燃料調整を最適化して、その後、加速用にちょっと濃いめにする。
(T)次に、その燃料調整に適した最低アクセル量を、決める。
(H)最後に、フルスロットル時の燃料調整を最適化する。
注:
Lの「最適化」は、回転数が一番高い状態
Tの「適した」は、片寄らない状態(すぐにエンストしない、すぐにチェンが動かない)
Hの「最適化」は、エンジン固有の許容最高回転数(多分、メーカーが実験で産出した数字)
(許容最高回転数は、最大であって、使用年数も考慮して、現実的な数値はもっと低くなるはず・・・)
(コピー終わり)
と言うことなんでしょうね。
ただ、242のHで、基本設定から、反時計回りで調整しろ!というのは、実際どうなんでしょうかなぇ?
ということで、その内、キャブ調整(実践編)をうpします。