こんにちは、mooです。
これは、自分用の、言語化して、整理するための記事です。
(とは言え、間違い等、喜んで修正しますので、何かあれば、コメント欄の活用お願いします)
中古機械清掃手順
(清掃箇所)
1 エアフィルターカバー(キャブ、キャブ周り、エアフィルター、エアフィルター回り)
2 マフラー(マフラー下)
3 スターターカバー(フライホイール、電源)
*清掃と点検は、同時にするので、手順は、点検の優先順位によります。
*清掃の深度を決めるための点検は、優先順位が高いです。
1,2は、最重要点検対象であるシリンダーとピストンを覗くために最優先になります。
同時に、最優先清掃対象であるシリンダーの外形をチェックします。
1は、最もトラブルの多いキャブ、キャブ回り(特にホース)の様子を見るためであり、シリンダーとピストンを覗けるために優先順位が高いのです。
実際は、スターターを引っ張ってみないことには分かりませんが、エンジンがかからない原因を潰していくとき、木屑だらけだったキャブとか、硬化しているホースとかは、最優先になるということです。
しかし、木屑が紛れると致命的な問題になりやすいため、まず、ある程度キレイにする必要があるし、解体するのに時間も手間もかかります。
2は、比較的手軽に中を覗けるし、シリンダーとピストンのトラブルの原因になりやすい、燃料(オイル)の質を推測しやすいです。
それに、シリンダーの外形を見て、シリンダーの解体・清掃までするかを決めます。
よって、こちらも優先順位が高いです。
シリンダーの外形の問題は、シリンダーの放熱性能をどうやって回復させるか?ですね。
燃料の問題は、マフラーだけなら、マフラーを燃やすとか、シリンダーの排気口をちまちまやるとか、色々やりようはありますが、シリンダーのゴミは、必然的に焼き固まっているので、解体して、薬剤で煮るとか、オイル漬けにするとかしないと、なかなか難しいと思います。
と言うことで、1と2は、初手は、2が楽ですが、泥沼が待っているかもしれないし、1は、時間と手間がかかりますが、やることは単純なので、その時の気分で、どちらかを選んでいますね。
因みに、2のマフラーでは、ネジチェックは欠かせません。
マフラーの下のネジと、3のスターターのネジは、マグネシウムのクランクケース直付けで、そのマグネシウムが意外と弱くて、ネジ山が舐めやすいし、そもそも、ネジ自体が紛失しやすいですね(因みに、MS880の場合、オスオスネジを一本噛まして、マグネシウムの弱さを補いつつ、締め付け強度を確保していますね)。
よって、ネジが別物になっていたり、Mが一つ大きくなっていたり、酷いときは、木ネジが突っ込んであったりしました。
3は、ネジが要注意なだけで、後は、地道に清掃するだけです。
スターターカバーの中がドロドロだとげっそりしますが、まぁ、手間がかかるだけです。
ただし、スターターカバーは、見た目に大きく影響するので、キレイにすると、途端に、いい個体に見えますね。
4は、文字通り泥沼が待っています。
クラッチを外すのは、ある程度大きなハードルなので、1回も清掃していない古い個体に結構、出会します。
ただ、泥沼だからと言って、直ちに使用に問題が出る箇所ではないので(問題が出たら、かなりの大事に)、ここら辺に、清掃に対する使用者の姿勢が出やすいですね。
例えば、シリンダーピストンとか、フライホイールとかは、解体にリスクや専門工具や、ちょっとした専門知識が必要だったりしますが、クラッチは、インパクトドラーバーだけで、比較的リスク少なめ、専門知識少なめ(逆回しとか)で、なんとかなります。
それくらいのハードルを越えて、直ちに使用に問題が出ない箇所を清掃する素人というのは、清掃に対して、ちゃんと考えがある気がします。
極端な話をすれば、消防署の清掃点検のレベルは、薪ラーとは違うらしいですね。
使っていなくても、定期的に分解清掃点検するらしいですからね。
(使いたいときに使えないと、命に関わる世界ですから、当然かもしれませんね)
とは言え、消防署とは違って、清掃する素人というのは、ある意味やっかいで、よく手を入れると言うことは、先ほどのネジの問題が発生しやすいと言うことです。
さらに、安全に関する考えも当然人によって違うので、例えば、stihlとオレゴン(おまけでハスク)のソーチェーンは大丈夫だが、それ以外はNGという人もいるし、その他のあそことここは良いけど、中華製は駄目だとか、中華製でも、小排気量用は大丈夫だとか・・・
と言うことで、色々、分かりづらい改造の可能性が出てくると言うことでもあります。
もちろん、自分が素人じゃないとか、質(タチ)が良いとか思っているわけではなくて、某オークションサイトのオリジナル至上主義にも意味があるのだなぁと言う話です。
(車も、改造すると、大概、価値が下がるんじゃなかったっけ?)
それはともかく、3も、4も、キレイにすれば、気持ちもすっきり!(笑)
後は、トラブルがあれは、それにどう対応するかという、整備の話になります。
で、特にトラブルがなければ、燃料、オイルを入れて、スターターを引っ張ります。
で、エンジンがかからなければ、そっから先も、整備の話ですね。