薪ログ2

薪?なにそれ美味しいの?

コロ玉切り_マツ&「マツはいらない」についてあれこれ

コロ玉切り_マツ&「マツはいらない」についてあれこれ

ご近所の方から、「マツ」を持って行ってくれと言われていたので、今日は、軽トラ1杯分、運んできました。

直径20~30cmほどで、長さ50~70cm位でした。

長さが、中途半端だったし、脂(ヤニ)が垂れまくっていたので、通常の薪にする気にはなりませんでした。

結局、2つか3つに切って、コロ玉にすることにしました。

イメージ 1
ゴロゴロコロ玉


基本、マツはいらないのですが、近所の方なので、引き取りました。

この、「マツはいらない」というのが、なんというか、自分の中で問題になっていて、人の親切を断るちゃんとした理由が欲しいというか、必要があればきちんと説明できると良いなぁと常々思っているわけです。

この薪ストーブの世界は、木を燃やして暖を取るという昔からある技術(智恵)と、2次燃焼3次燃焼などの新技術による変化という面倒なカオスがあるんですよねぇ。

マツや、スギ・ヒノキ、竹など、ダメなのか、ダメじゃないのか、それはなぜなのか?
よく言われる理由は本当なのか?
色々怪しい常識が出回っている感じがします。
(集成材や塗料の問題も同じ面があるとは思いますが、あまり触れたくないので、ここでは割愛します)


最初、建築材や、スギ・ヒノキ(結局同じですが)が比較的手に入りやすかったし、乾燥薪が不足していたため、焚き始めに使ったり、混ぜて焚いたりしていました。
しかし、竹は、1回も使ったことがありません。

実際、マツや、スギ・ヒノキに関しては、使ってみて、色々思うところがありました。

まず、よく燃えすぎるのは問題です(竹はさらに燃えすぎる木種と考えればいいのではないでしょうか)。

ストーブが、触媒機で、炉内温度に比較的神経を使う必要があるため、焚き始めに、目を離さなければよいのですが、目を離してしまい、何度も失敗をしてしまいました(温度が上がりすぎちゃった)。

現在、結構太くて、硬くて、重い薪を焚き付けに使っています。
時間も掛かるし、大抵上手くいきますが、時には、立ち消えしてしまうこともあります。
ちゃんと比較していませんが、立ち上がりの煙は、多少、多いでしょう。

しかし、放っておいても、温度が上がりすぎることがないので、すぐ他のことに気を取られてしまう、ボケ野郎の自分には、非常に助かります。

まぁ、簡単に言えば、よく燃える木種は、温度管理が難しいことが問題でした。

しかし、ちゃんと横にいて(高温の)温度管理が出来るのならば、無問題でしょう。

次に、煤の問題です。
これは、自分の使った経験と、使っている人の話からの推測ですが、多分、ほとんど問題はないと思っています。
というのも、煤に関しては、煙突の問題や、焚き方の問題の方が影響力が大きいのじゃないかと思っています。

煙突の内側面と、煙突内排気の温度差を無くし(簡単に言えば、2重煙突ね)、完全燃焼に近づけてやれば、材の差は、あまり関係ないのではないでしょうか。

ただし、これまた、触媒機の特徴である、低温での長時間燃焼は、きちんと2次燃焼を維持してやらないと、材のマイナス面の悪影響が大きく出てしまうでしょうね(煤が多くなってしまう)。

煤が多い木種では、温度を下げすぎないよう、(低温での)温度管理に気を使うことが問題でした。

実は、この問題は、次の問題とも絡んできます。

最後に、燃焼時間の問題です。

とにかく、比重が小さい木種は、燃焼時間が短い。

多分、生活に於ける薪ストーブの位置づけにも依るのだと思いますが、自分には、薪の投入間隔は、長ければ長いほどいいですね。

だいたい、2時間毎くらいで、冬は投入していましたが、それくらいなら、ちょうど良い気分転換になりました。しかし、軽い材だと、半分くらいになります。

もちろん、もっと、間を空けることも出来ますが、その場合、再度、温度を上げ、ダンパーを閉めるという、薪投入時の作業に時間が掛かるようになります。
(たっぷりとした熾きを維持し続けられる間隔が、だいたい2時間くらいということです)

例えば、2時間おきに10分くらい休憩を取る感じだと、ちょうど良いけど、1時間おきだと、うっとうしいとか、30分休憩だと仕事にならないだとか。

この薪投入時の作業で手を抜くと、先ほど言った、きちんとした2次燃焼を維持することが出来ないので、先ほどの問題も顔を覗かせます。

比重が小さい木種は、薪の投入間隔が短いことが問題でした。
(あと、薪置き場の効率の問題もあるんですけどね)(重い木の方が、保管量が少なくて済む)

よって、温度が上がりやすくて、煤が多くて、比重が小さい、マツ、スギ、ヒノキなどは、なるべく使わないようにしています(竹は、多分、極端に温度が上がりやすいし、比重が小さいからなのかなぁ。分からん)。

(ちゃんとした説明になっているのだろうか?)
(たとえ、そうだとしても、人に説明するには長すぎる・・・)
(というか、それより、放射能の方が・・・)

因みに、我が家の薪ストーブのマニュアルには、木種によって使い分けろとあり、薪の入手法の最後に、新築の現場に行って、大工に建築端材をもらってこいという記述もあります(集成材はダメとかも書いてなかったですね)。

ストーブ的には、(使い分ければ)なんでもOKのようです。


(読み返してみると、結局、薪置き場の効率の問題が、理由としては弱いが、一番分かりやすいかなぁ)

ツール
woodstove VermontCastings Encore Catalytic
axe           GRANSFORS BRUKS 450 Splitting Maul (GB)
axe           FISKARS X27 Splitting Axe(36”)          (X27)
chainsaw   Husqvarna 345e 18"

今ターム収集薪量 ネコ単位(目標)
Aグループ(カシ) 0 Bグループ(ナラ) 9 Cグループ(ケヤキ等) 40(140) Dグループ(その他) 0

TO DO
1. 薪小屋横のエノキ丸太7本の大物の処理
10. 含水率計
17. 杉の丸太で薪小屋の仕切りを作る(後、4本) 26427