薪棚計算_完全循環森林規模 後注: スマホではちゃんと表示されないようです(失敗です。すみません)
今日は、薪関係の作業をしていないのだが、トラクターに乗っているときにふと思いついたことがあった。
以前から、完全循環森林規模という概念(自家製)に興味があり、せっかく、薪棚の薪の重量計算までしたのだから、もうちょっと計算して、完全循環森林規模まで出してみようかと。
自家製の概念なので、ちゃんと説明すべきですね。
一年間に5tの薪を消費するとして、5tの薪を得るためには、3本の樹木を伐採しなくてはならないとしよう。
さらに、樹木を伐採するまでに30年成長させる必要があるとしよう。
すると、毎年、3本づつ伐採していって、30年後に3本残るように植樹し続けていく(つまり、3本以上植樹する)と、森の樹が90本あれば、樹を減らすことなく、消費し続けることが出来る(はず)。ただし、この計算は最低限なので、実際は、もっと必要だろう。
何のためにこんな計算が必要かというと、山を買う時に、どれくらいの広さの山を買わなくてはならないのか、と言うことを知るためです(嘘です)。
単純に、妄想のためです(楽しい妄想です)。
と言うわけで、エクセル(的なもの)に計算式を入れてみました。
薪棚計算 | ||||
列数 | 高さ | 幅 | ||
7 列 | 2.30 m | 2.50 m | ||
薪長 | 体積 | |||
0.45 m | 18.11 m3 | |||
列数*高さ*幅*薪長 | ||||
束円周 | 束体積 | 束数 | ||
0.70 m | 0.02 m3 | 1032 束 | ||
π*(束円周/2π)の2乗*薪長 | 体積/束体積 | |||
隙間割合 | 実体積 | |||
0.375 | 11.32 m3 | |||
体積*(1-隙間割合) | ||||
気乾比重 | 重さ | |||
0.7 | 7.92 t | |||
実体積*気乾比重 | ||||
原木直径 | 原木長 | (一本の)原木体積 | 原木の本数 | |
0.35 m | 1.80 m | 0.17 m3 | 65.4 本 | |
π*(原木直径/2)の2乗)*原木長 | 実体積/原木体積 | |||
薪棚の設定が、1シーズンに消費する薪に相当する場合のみ | ||||
平均直径 | 樹木高 | 成長年数 | (一本の)樹木体積 | 完全循環森林規模 |
0.40 m | 15.00 m | 30 年 | 1.88 m3 | 180.3 本 |
π*(平均直径/2)の2乗*樹木高 | 実体積/樹木体積*成長年数 |
今回は、自分の薪棚1ユニット(大体、これが1シーズン消費量です)を計算しました。
最初の列数・高さ・幅がそれにあたります
背景が灰色なのは、設定です。薪長などなど。
背景が黄色なのが、計算です。太字になっているのが目的となる計算結果です。
薪小屋に入っている薪の全体積18m3
針金で巻いてある束にすると、1030束分
隙間を除いた実体積11m3
重さは、8t
長さ1.8mで、直径35cmの丸太なら、65本分
そして、目玉の完全循環森林規模は、180本規模の森林。
うちの林には、30本ほどしかないので、これの6倍は欲しいと言うことなのですね。
つまり、毎年、1本自分のところから、5本は、余所から原木を集める必要があると言うことです。
まぁ、設定を変えれば、全然違う結論になるので、まぁ、妄想のネタとして、楽しめばいいかなと。
因みに、軽トラに薪を立てて、みっちり積み込む場合、列数1,高さ1.41,幅1.94として計算し、70束分になりました。
興味のある方は、計算式も書いておいたので、エクセル(的なもの)で、やってみてくださいね。
こんな面倒なことをやる、物好きな人が、他にもいるかねぇ?