薪割_ケヤキ・エノキ・ムク&薪積_北置場(東)24
今日も薪割り。
昨日の軽トラ2杯分はきつかったのと、別の用事もあったので、軽トラ1杯分と決めて始めました。
余裕があったので、嫌な玉のバーチャル薪割りでも、楽しんでもらおうかと思い、写真をたくさん撮ってみました。
が、余りに多いので、ちょっと重たいかもしれませんね(笑)
さて、はじめますか。
この玉、どう割りますか?
大きく言って、2股ですが、瘤が2か所見えますね
こちらから見ると、素直そうですね
上から(2股が回り込んでいます)
下から
穴が開いているのは、細いほうにある洞に繋がっているっぽいですね。
つまり、下から見ると、三股ですね。
単純に考えると、太いほうを割っていけばいいんでしょうが、二股のケツが回り込んでいった側の上の方に、別の洞があります。
つまり、どう割っても、洞か二股にかかる感じです。
このケヤキは、基本的によく割れてくれます。
直径は長いほうで30㎝、長さは、45㎝。
(ここまでの写真で、いろいろ考えて、楽しんでください(笑))
さて、私の割り方です。
薪割りなんて、恋愛と一緒で、相手のあることですから、こうすれば大丈夫と言うやり方はありません。
単なる例ですから、そう、ご了承くださいね。
最初の狙いを木屑でおいてみました
まず、下から、瘤も二股もない側を、皮むき割りで、そぎ落としていくのが最も安全でしょう。
すぐ上の写真の手前側を削っていく感じです。
ただし、今回は、太いほうの瘤(以後大瘤)が浅そうで、二股の回り込みが太いほうに影響していなさそうだという判断から、2つ割りがいけるんじゃないかと判断しました。
で、7,8発で、パカン(上からトライしています)
切り離して
皮側から
上から、割ったのは、万が一、中がぐちゃぐちゃで割れないとしたら、下の方なので、上の方からなら、少なくとも、割れ目ぐらいは入るだろうと思ったからです。
次は、2股の方に取り掛かります。
大瘤のある方は、素直っぽいから、(多分)楽勝なので、体力のあるうちに、面倒な方を。
(上の写真で)木屑を置きましたが、片方は削る狙い目で、もう一つは、2股を開きにする狙い目です。
2股を開きに出来れば後が楽なんで、一応、叩き込んでみましたが、手ごたえが、「ちょっとまってちょっとまって、お兄さん」と言っていたので、削ることにしました。
(開きは、下からですが、削るのは、場合によって、上からのこともあります)
削りました
もっと削りたいところですが、なかなか難しそうですね。
そこで、ちょっと珍しいやり方をしてみます。
横にして、細いほうの下にある洞を削り取ります。
洞の部分は、繊維が複雑ですが、二股の細いほうは、素直そうで、洞と細いほうは、下でつながっていないので、洞と細い方の、細い側(素直なところ)に刃をぶち込みます。
そうすると、面倒な洞を触らずに、なるべく細い薪として、切り離すことが出来ます。
これの良い点は、洞があると、中の繊維の流れが見えないので、上からも下からもちょうどいい場所が読めません。
直接、洞横にぶち込んでやると、後は、繊維の流れで、上下に割れ目が広がってくれるからです。
ただし、これは、そもそも割れてくれる玉の場合ですけどね。
それでも、洞が大きすぎる時は、後で、大瘤でやった様に、横にして、ど真ん中にぶち込んでやると、割れます(割れる時は割れます)。
洞を削り取りました
ちょっと分かり難いですが、2股が残りました
さて、こうなったら、もう、2股の開きにするしかないですよね。
割る場所は、今回は、中が複雑そうなので、横にして、股のあたりに、ぶち込んでやりました
ぱかん(2股の開き)
2股の開きの後は、股割りです。
股の中心の赤い襞襞の部分に、ぶち込んでやります(笑)
中心にガツンと
パカン(中は複雑ですねぇ)
お終い
なんとか、薪らしいものになりました。
(一応、全部45㎝の長さになりました(笑))
(あっ、大瘤の方は、大瘤以外は普通に薪にして、後は、横にして、大瘤の真ん中にぶち込んだら、きれいに割れました)
最初と、二股の開き以外は、1,2発で済みました。
写真を撮るのは面倒でしたが、意外と面白かったので、また、やるかもしれません(需要はあるのかなぁ?)
多分、ネコ5杯分くらい
こいつを北仮薪置き場(東)に積み増してお終い。