薪ログ2

薪?なにそれ美味しいの?

焚き付け3

焚き付け3

(今日は雨。よって、これは、薪作業できない単なる憂さ晴らし話なので、そのつもりでお願いします)

まず、最初に結論を言っておくと、環境次第なので、人それぞれです(キッパリ)。
こんな風に考えている、変人もいるというだけのことです(キッパリ)。


機種による違いを考慮できるわけもないので、アンコール使いの戯言であることを忘れないでください。


目次
 燃えるを理解しよう
 焚き付けを理解しよう
 理想の焚き付け(ここまでが、焚き付け1
 色々な焚き付け
 これまでの話をまとめると(ここまでが、焚き付け2
 では、どうすればいいのか?

*では、どうすればいいのか?

しつこいようですが、どの焚き付け方がいいのかは、環境や状況や考え方によります。

ですから、このやり方がいいから、真似しろなどと言うつもりは毛頭ありません。

皆さんで、自分の焚き付け方を考える時の、ヒントになればと思って書いているだけなんです。
どの部分も全く役に立たないというなら、先に言っておきます。

ごめんさいね。



では、具体的な話を始めましょう。



前回の続きで、ロケットストーブの原理を応用した、強い気流からの、強い燃焼は、外せません。

ただし、ヒートライザーを排気のポンプと考えるのではなく、吸気のポンプと考えます。
団扇や、火吹き筒としてのヒートライザーです。
(断熱された煙突の呼び方を役割寄りに変えて、ヒートライザーにしました)
(通常、排気利用が重要なので、排気ポンプと考えられています)


しかも、ヒートライザー自体が燃料なので、単に上昇気流が保温されるだけでなく、燃焼の進行により、加温されるようになるわけですから、さらに強い上昇気流になるはずです(推測)。
しかし、内部が燃焼していると、ヒートライザーと言っていいのか分かりませんけどね。


と言う訳で、makiwari式焚き付けは、非常に、合理的なのですが、コロ薪を用意するのが、私は面倒なので、なんとか普通の薪で、これができないだろうかと言うのが、根本です。



そこで、ヒートライザーを横にしてみました。

普通の薪で、トンネルを作り、トンネル内で、新聞紙を燃やしてみました。

これは、うまく行きませんでした。

気流が生じる前に、新聞が燃え尽きてしまい、新聞の量を増やすと、気流の流れを燃えていない新聞が阻害しているようで、結局、強い燃焼になりませんでした。


そこで、トンネルの床を取って、空気を下から供給することにして、もう少し詰め込みました。
ヒートライザーとしての、機能性は落ちますが、とにかく空気が足りのは致命的ですから。

すると、空気の流れが良くなったようで、燃焼が強くなり、炎がトンネルの天井を這って、左右に広がり、まず、着火した側の出口から、次に、詰め込んだ新聞が全部燃え始めると、両出口から火を噴きながら、トンネル全体が、強い燃焼で、燃えるようになりました。

この時間に、トンネル内部が燃え始めると、成功で、その前に、新聞が燃え尽きると、失敗でした。

よく乾燥している薪だと、より成功しました(より簡単に火が付くからね)。

新聞紙じゃなくて、段ボール紙を使ったら、より成功しました(より火が持つからね)。

隙間がある、適当に組んだトンネルの方が、より成功しました。
(さらに、結果的に、全体が炎に包まれる時間が早くなった)
(隙間があり過ぎると、強い燃焼にならないので、ダメなんですけどね)


ん?

最後のだけ、よく分かりませんね。
そこで考えました(推測)。

これは、トンネルと、隙間が時間差でヒートライザーになるんじゃないか?
(複数の隙間から炎が出るので全体に火が回りやすいのは、当たり前ですよね)
と言うことです。


つまり、最初は、新聞紙や段ボールの燃焼による上昇気流は、より大きな出口(つまり、トンネルの出口)に向かい、強烈な燃焼が始まります(トンネルがヒートライザーになる)。

次に、トンネル内部が燃焼を始めれば、無問題ですが、トンネル全体の温度を上げるのに必要な燃焼エネルギーに届かなければ、鎮火します。

ところが、隙間は、上昇気流による隙間風で、熱が集まりやすく、しかも、互いの放熱を吸収し合うので、より少ないエネルギーで発火しやすいです。

隙間が燃え始めると、そこで、強烈な燃焼が始まり、トンネル内部の燃焼が加速します(隙間がヒートライザーになる)。

この隙間の強い燃焼をさらに効果的に利用するために、2本の薪で作ったトンネルの上に、もう1本載せることにします。



まとめます。

基本セットとして、2本でトンネルを作り、もう1本を上に乗せる。

トンネル全体に空気の流れる空間を残しつつ、段ボールを入れる。

端に、着火。

段ボールが燃え始めて、燃え尽きるまでに、トンネルの内壁の燃焼に移行すれば、成功。

(やっている感覚としては、段ボールの燃焼が強烈になれば、後は、内壁と隙間の燃焼は、ほぼ一体化して進む感じですね)

後は、トンネルの隙間から火が噴き出し、上に乗せた薪が燃えだす。
さらに、燃焼が進むと、自然とトンネルが崩れ、空気の流れが悪くなリ、燃焼が弱まる。

以上。






結局、なるべく狭い場所(放熱を減らす)で、空気の流れを作り(酸素供給)、なるべく燃焼エネルギーを薪に吸収させ、着火させ、燃えだしたら、燃え広がりやすい方法があれば、それでいいです。

そして、出来れば、燃え広がるまでは、強烈に燃え(煙が少ない)、燃え広がってからは、普通に燃える方がいいです(炉内の過熱防止)。



現在、ほとんど失敗しませんが、失敗するのは、トンネルが大きすぎる(段ボールが少なすぎる)!か、薪ストーブの煙突の上昇気流をちゃんと作っていなかった(ケムケム)!かのどちらかですね。




と、書いていると、横で、同居人がストーブに火を入れています。

あっという間に、ゴーゴー燃やしています。

私: すみませんが、どうやっているのか、教えていただけますでしょうか?

同居人: そういえば、ブログに、焚き付けのことをたくさん書いていたわね(読んでないけど)。

私: はい、できれば参考にさせていただきたいです。

同居人: 適当よ。後で、ダンバー閉めといてね。


御意!!





コレデ、オチガツイタカナァ?
ダイジョウブカナァ?



また、雨の日にお会いましょう!!!



ツール
woodstove VermontCastings Encore Catalytic
axe           GRANSFORS BRUKS 450 Splitting Maul (GB)
axe           FISKARS X27 Splitting Axe(36”)           (X27)
chainsaw   Husqvarna 345e 18"

今ターム収集薪量 ネコ単位(薪小屋内列数・目標)
A 35(1) B 1(0) C 82(140) D 24

TO DO
1. 薪小屋横のエノキ丸太7本の大物の処理
10. 含水率計 62921