薪ログ2

薪?なにそれ美味しいの?

焚き付け2

焚き付け2

(今日は雨なので、薪作業できない憂さ晴らし話なので、そのつもりでお願いします)

まず、最初に結論を言っておくと、環境次第なので、人それぞれです(キッパリ)。
こんな風に考えている、変人もいるというだけのことです(キッパリ)。


追加で、機種による違いを考慮できるわけもないので、アンコール使いの戯言であることを忘れないでください。

追加で、今日は作業するつもりだったので、またまた、途中までです。すみません。

目次
 燃えるを理解しよう
 焚き付けを理解しよう
 理想の焚き付け(ここまでが、焚き付け1
 色々な焚き付け
 これまでの話をまとめると
 では、どうすればいいのか?

*色々な焚き付け

理想の焚き付けには、分かりやすい問題が2つあります。
1:複数の薪(焚き付け)を用意・管理する手間
2:焚き付け時にかかる手間(付きっ切りですよねぇ)

よって、それを改善するために、いろいろな焚き付けがあります。
(基本、最初に薪を組んでしまい、2の問題を減らす焚き付け方です)

それぞれの、長所短所を考えてみます。

 上から下への焚き付け

これは、ものすごく画期的ですね。
炎は、当然、上へと燃え広がるものですから、例えば、通常、薪を追加するときは、上に薪を置きますし、薪を組んであるときは下に火をつけます。

しかし、炎は、横にも下にも、上へ程ではないですが、燃え広がるものです。

その性質を利用して、太い薪から細い枝と組んで、上に着火します。
これの最大の長所は、十分な燃焼エネルギーを得るまで、より太いものへと燃焼が進まないことです。
逆を考えてみましょう。
細い枝を下にして、より太いものを上に組み、下に着火します。
すると、燃焼エネルギーは、十分な強度になる前から、上の太い薪まで届いてしまうので、上の薪は、燃焼ガスが発生するが、発火しない状態になります(煙だらけ)。

なかなか素晴らしい焚き付け方だと思いますが、もちろん、短所もあります。

燃焼エネルギーの多くは、上に流れます。
よって、生じた燃焼エネルギーを次の燃焼に回す効率が悪いです。
その為、薪の乾燥にシビアです(これは短所と言い切れませんが…)。
さらに、焚き付けだけに注目すると、時間がかかります(これも短所と言い切れませんが)。


 makiwari式

これは、ロケットストーブの原理を抑える必要があります。

ロケットストーブは、炎による上昇気流を最大限利用するために、断熱材で、上昇気流を覆い、温度の減少(放熱)を減らします(2重煙突と同じ原理)。
すると、高温が長く続くため、燃焼効率が高まります(完全燃焼=>煙が少ない)。
さらに、上昇気流も強くなり(いわゆる引きが強い状態)、酸素供給も増えるわけですから、より燃焼効率が高まります(高温になる)。

これは、ものすごく、素晴らしい原理ですよね。

でも、短所もあります。

高温の扱いが難しい(1000度を超える温度になる)。
核となるところで放熱が少ないわけだから、部屋を暖めるためには、放熱装置が必要(長い煙突を室内に這わせるとか)。

makiwari式は、この原理を流用して、でも、それほど厳密にしないことで、短所を抑える焚き付け方です。

前回も言いましたが、木材は、熱伝導率が悪いので、短期的には、断熱材と同じ働きをします。
よって、木材で煙突を作り、下に炎を置けば、煙突内部が、すぐに、高温で燃焼し始めます。
この強い燃焼で、煙突となった木材から大量の燃焼ガス(煙)が出ても、それをある程度、燃焼してしまうことが出来ます。

この煙突がそれほど長くなくても、強烈な燃焼が起こるため、比較的手軽に組むことが出来ます。

もちろん、短所もあります。
煙突を作りやすい薪が必要です(コロ薪とか)。
煙突は強烈に燃焼しますが、その燃焼エネルギーは、煙突上部から抜けてしまい、燃焼エネルギーの回収効率が悪く、薪全体が燃えるようになるまで時間がかかるので、ある程度燃えたところで、崩してやるとか、上に薪を追加してやる方が、薪全体が燃えるようになるまでの時間を短縮できます。



*これまでの話をまとめると

とりあえず、希望があれば言ってください。

それじゃ、
 なるべく、準備が楽な方がいいなぁ(焚き付けを何種類も用意するのはなぁ)。
 なるべく、焚き付け作業に手間がかからないやり方がいいなぁ。
 なるべく、時間がかからない方がいいなぁ(ただし、あまり高温になり過ぎるのはダメだなぁ)。
 なるべく、煙が少ない方がいいなぁ。
です。



つまり、

すぐに強い火力が出て、全体に火が回りやすければ、最初に、通常の薪を組んで点火したら、それで終わりになりそうですねぇ。
(ある程度、火が回り、温度が上がったら、ダンパーを閉じて、空気を絞って終わり)

そんなやり方はないかなぁ?



「すぐに強い火力」=>ロケットストーブの原理の応用。
「全体に火が回りやすい」=>ロケットストーブとは逆!!

すぐに強い火力が出れば、煙の問題も、焚き付けの準備の問題も解決します。
(煙は出ないし、通常の薪だけでOKです)

全体に火が回りやすければ、手間暇かからないです。
(ただし、温度が上がり過ぎるのでは、NGです)

もちろん、矛盾した話ですよね。


*では、どうすればいいのか?

と、今日は、ここまで。

この先、どうなるか、まだ考えていませんが、「それほど厳密にしないで、流用する」あたりがキーかなぁと。

因みに、間違い、勘違い、抜け等、また、反論や、別視点等、気が付いたことがあれば、コメント、大歓迎です。
ただし、具体的な焚き付け方の話は、次回と被りそうなので、出来れば、次回にお願いしますm(__)m


また、雨の日に会いましょう!!!

ツール
woodstove VermontCastings Encore Catalytic
axe           GRANSFORS BRUKS 450 Splitting Maul (GB)
axe           FISKARS X27 Splitting Axe(36”)           (X27)
chainsaw   Husqvarna 345e 18"

今ターム収集薪量 ネコ単位(薪小屋内列数・目標)
A 31(1) B 1(0) C 74(140) D 24

TO DO
1. 薪小屋横のエノキ丸太7本の大物の処理
10. 含水率計 61776