薪割り_カシ
今日は、時間がなかったので、ちょいと、薪割りをしました。
とは言っても、始めたら、ぎりぎりまで、ガンガン割ってしまい、結局、
カシ(ネコ4杯分)
になりました。
実は、時間がないと思ったので、細めの玉、と言っても、直径20~30㎝ですが、それを割っていて、そこそこ割ったところで、大きいのも一つ・・・と、割ったら、その一玉で、ネコ2杯分、つまり、それまで割っていた量の、倍になってしまいました。
どっちが楽だったかというと、微妙なところで、極太玉を年輪に沿って割るのも、2,3発、ぶち込んでやれば十分ですし、その割れたものは、だいたい、ハーフスイング1発で、さらに細かく、割れてくれます。
直径20~30の玉は、すくっと伸びていた幹の上方で、横に広がっていたやつらからの玉でして、基本的に真っ直ぐなものはなく、枝が分岐していたり、捩れていたりするものばかりです。
とは言っても、年輪ごとに捩れが反転していたケヤキング様とは違い、二股部分に下手に絡まなければ、割れないということはなく、絡んでいるところも、一部割れない部分を、横にして、叩き割れば、薪になってくれます。
(写真を拡大してもらえば、いくつも変形薪が確認できると思います)
こうやって、二股や節を割っていると、いくつも気が付くことがあります。
例えば、二股でも、Y字型だとして、1本の方から割るか、2本の方から割るか、二股がY字のように見える位置から割るのか、I字に見える位置から割るのか、一本の方でも2本の方でも真中から割るのか、真ん中をずらして割るのか、いろいろあります。
Y字型の基本は、一本の方から、I字に見える位置に立って、真ん中を割ることです。
ただし、木の種類や、太さによって、これで割れないときは、2本の方から、Y字に見える位置に立って、2本のそれぞれの真ん中から外を割って、削っていき、最後に基本に戻ります。
(あはははh、言葉で説明すると、ものすごくわけわかりませんねぇ。ようつべにでも載せた方がいいのかなぁ)
要するに、一番割れない部分は、二股の股間部分で、そこは、一本の方を上にして、I字に見える位置から割るのが一番割れやすいということです。
で、今回のような、捩れが入っていると、I字に見える位置に立って、斧を入れても、股に辿り着く頃には、横にずれていて、割れなかったりします。
そのような場合には、横に倒して、2本が手前で、縦に並ぶように固定して、股の部分に斜めからぶち込んでやると割れやすかったりします。
(つまり、一番基本のやり方を、横に倒した状態で、45度ずらして、斧をぶち込むわけです)
そうすると、一番割れない部分をいちばん割り易いやり方で割り、残りの割れやすい部分は、捩れに沿って、勝手に割れ目が広がって割れてくれるということです。
要点を押さえて、応用するということですね。
これが、ㇾ字や、r字型の二股だと、基本は同じですが、順番が違ってきたり、ト字型だと、最初から横にしたり、二股でも、片方が、薪の太さ以下なら、二股を避けて薪にしたり、いろいろあります。
前にも書いたと思いますが、伐採したてのカシのような、割れやすい樹種だと、割れない場合、割れない原因があって、その対処をすることで、簡単に割れるようになるという具合に、工夫のし甲斐があって、たのしいですね。
ケヤキングのように、どこをどうやっても割れないやつは、精神的にきついですねぇ(修行?)。