薪ログ2

薪?なにそれ美味しいの?

斧振り

斧振り

前回、刃先で割る感じの話をしたのですが、今日は、雨で、作業も出来そうもないので、もう少しだけ、考えてみました。

そもそも、肩を中心とした、大きな弧の運動を、インパクト寸前に、手首を中心とした、小さな弧の運動に変えることで、ハードヒットが出来ると考えていたんですが、どうもこれは違うみたいです。

運動エネルギーは、単純に、半径が小さくなることでは増えないようです(たぶん)。


ではどうすれば、ハードヒットになるのか?

色々考えていたのですが、参考に、ヨウツベで、薪割り動画を見ていると、ここでしている話は、かなり、異端なやり方を前提にしていることに気がつきました。

薪割りは、どうも、天高く持ち上げたブレードを重力で落とすことが基本のようです。

ですから、握りは両手の間隔を開けて、天空での安定を計り、左手で下に引き、右手で体重をのせる。

このやり方だと、破壊力を求めるためには、ヘッドの重量をあげるか、体重を増やすか、腕力をつける!になるんじゃないかと思います。

しかし、X27は、全く発想が違い、背中から、インパクトの瞬間までの回転の中で、いかに角速度をあげ、長めの半径(柄の長さ)を生かすかが焦点になります。
つまり、破壊力を求めるためには、ヘッドの重量を押さえても、速度を求めることになります。

よって、両手は、なるべく柄の端っこにくっつけて、回転半径をなるべく長く、しかも、回転しやすくします。


まぁ、別に、人それぞれですから、好きな割り方でいいと思いますが、少なくとも、X27に関しては、自分が使っている範囲では、振り回した方が、楽に、何倍もの破壊力が出ます。


ですから、出だしの話も、これからの話もX27のような柄が長く、ヘッドも軽めの斧に関することです。


実は、回転速度(角速度)をあげると言っても、斧は、背中から、インパクトの瞬間までで、加速を終了します。
つまり、たった3/4回転だけで、しかも、速度0から・・・

さらに、先程言ったように、両手はくっついているわけですから、斧を回転させるように力を加えるのは難しく、基本、最初は、背中に垂らした斧の柄を引っ張りあげるだけです。

引っ張りあげながら、今度は、前に、次に下にと引っ張ることで、ヘッドを回転軌道に乗せます。
しかし、このままでは、柄が先行しているので、ブレードが玉にヒットしません。
そこで、手を止める(もしくは手前に引く)ことで、ブレードが、両手を追い越していき、玉にヒットします。

で、適切なタイミングで手前に引くと、その力で、最後まで加速が続き、破壊力が増すんじゃないかなぁと思ったわけです。
(刃先を食い込ませるイメージというのは、加速をギリギリまでやる感じです)

最初の話の、大きな弧が小さな弧になるというのは、それ自体は、遅れてやってくるヘッドを追い越させるためのことですが、それに手前に引く動作を加えることで、破壊力が増すんじゃないかなぁということです。

まぁ、なんとなくですけどね。

ツール
woodstove VermontCastings Encore Catalytic
axe           GRANSFORS BRUKS 450 Splitting Maul (GB)
axe           FISKARS X27 Splitting Axe(36”)            (X27)
chainsaw   Husqvarna 345e 18"

今ターム収集薪量 ネコ単位(薪小屋内列数・目標)
A 10(0) B 1(0) C 45(140) D 23

TO DO
1. 薪小屋横のエノキ丸太7本の大物の処理
10. 含水率計 56285