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薪小屋の修理1&単管パイプ薪小屋についてあれこれ

薪小屋の修理1&単管パイプ薪小屋についてあれこれ

今日は、薪小屋の修理をしました。

今日のブログは、薪小屋を作る人には参考になるかもしれない内容ですが、言っときますが、たぶん、長くなりますよ。

後、おしゃれな薪小屋にしたいという贅沢が可能な人には関係ない内容です。
そんな人は、トタンの屋根なんか使わないですよね(笑)
とにかく、安価で、丈夫で、場所を取らずに、たっぷり収納出来る薪小屋を作りたい人向けです。
因みに、フォークリフトがあるなら、メッシュボックスとか、タマネギ篭とかが一番手間が掛からないでしょうね(憧れ・・・)。



薪小屋の構造は、基本、単管パイプ+波板トタンなんですが、増設の度に、改良をしているため、屋根の作り方が、3種類あります(増設は、5回ほどwww)。
因みに、現在の薪小屋は、奥行き3.5m、間口2.5m*6ユニットで、高さ2mと2.5mの片流れの、単純計算で、120m3くらいです。で、現在4ユニットは一杯で、残りは、ちょいちょいくらいです。

初期は、パレットにトタンを固定して、そのパレットを単管に固定していました(その頃の薪小屋は、奥行き1m間口2.5m高さ2mの4ユニット)。
しかし、これは、同じ大きさのパレットが手に入らないことや、パレットとトタンの大きさが違うので、トタンが風で波打ち、すぐ、傘釘(捻れ)が抜けてしまうため、期間をおかず、次の改良で、廃案になりました。
次に、トタンとほぼ同じ大きさの木枠を作り、それに波板を固定して、単管に固定するというやり方にしました。
これは、なかなか良くて、地上で、木枠に波板を固定する作業をして、最後に乗っけて固定するだけなので、作業が楽でした。
さらに、木枠がトタンの大きさとほぼ同じなので、風による振動が少なく、釘が抜けなくなりました。

この方式で増設していたのですが、最後の改良で、単管にトタンを直接固定することにしました。
理由は2つあります。

一つめは、トタンについた朝露が木枠を濡らしていることに気がついたことです。
これは、木枠が徐々にダメになるだろうと、予想できます。
もちろん、防水をすれば、先延ばしに出来るでしょう。
しかし、それも限界があるでしょう。
トタンの寿命くらいはメンテフリーにしたいと考えていました。

二つめは、物凄い強風が続いた後、風上の角の釘が浮いてきたことです(この場所は、ほとんど濡れていません)。
因みに、その時の風で、お隣さんの物置小屋のトタンは、吹っ飛びました。
浮いてきただけで、抜けてはいませんでしたが、1回浮いてきたら、もう、強度は大幅に失われるでしょう。
それ以降、出来れば、傘釘ではなく、傘ネジにしたいなぁと考えていました。

そこで、J字フック形傘ネジを発見しました。
下のフックが、単管パイプにぴったりです。

と言うわけで、最後の改良は、この傘ネジで、トタンを直接単管パイプに固定することにしました。
ついでに、このフックの強度に自信が持てましたので、トタンをちょっと高いが長持ちのガルバニウムに変更しました(これで、最初にダメになるのは何になるのだろう?J字傘ネジかなぁ?)。

今のところ、J字傘ネジ&ガルバ&単管パイプが、最強で、最安の薪小屋ではないかと思っています。
(J字傘ネジのガルバが吹っ飛ぶなら、多分、瓦も、吹っ飛び、木々も倒れると思うので、薪小屋の屋根くらい気にならないと思います)

材料が只で手に入るならともかく、木材で作ると、細々とお金がかかります。
特に、屋根は、ちゃんと作れば、それなりにお金がかかります。
なんやかんだで、結局、屋根が一番お金が掛かるような気がします。


因みに、木材で作るなら、土台はちゃんとしている必要がありますが、単管なら、いらないです(掘っ立て小屋は別)。
サイコロ形(単管12本にクランプ16個)に組めば、沈まないです。
飛ばされるのが心配なら、サイコロ2個形(20本に28個)にして、片方には必ず薪が入っているようにすれば大丈夫です。
さらに、因みに、サイコロを2倍にしても、単管やクランプは共用部分があれば、費用は2倍になりません(単管もクランプも-4)が、屋根は、きっちり2倍になりますし、サイコロ自体の拡大もリユースで、費用を押さえることが出来ますが、屋根は、そうはいきません。




今回の、薪小屋屋根の問題は、2つ。両方とも、雪の重みが原因で、木枠の崩れ(旧方式)と、単管の曲がり(新方式)でした。

旧方式の問題は起こるべくして起こった木材の劣化ですから、予想通りです。
故障箇所を補強して、全面改修の時期に新方式に移行することにします。

新方式の方は、柱と柱の間が、5mあり、それを渡していた単管が曲がりました。
単管も5mになれば、曲がりやすいですが、実は、隣の5m単管は耐えたんですよね。
曲がったのは、2.5mをジョイントで繋いだ単管2本だったんです。
当然、強度に問題があることは分かっていたのですが、そこは、雪がほとんど降らない地方の人間ですから、50cmの積雪は予想していませんでした(雨なら、どんだけ降っても問題ない強度です)。
幸い、折れることはなかったので、大きな被害は出ませんでした。
折れても、薪が濡れるくらいですけどね。

柱を追加して、5mを2.5m*2にして、強度を増すことにしました。
因みに、単管は、薪の寄り掛かり程度なら、2.5m間隔(一辺2.5mのサイコロ)までは、十分な強度があります。
薪の重さが乗るなら、もっと間隔を狭めないといけませんが、検証していません。

2本の内、一本は、今ある、1mの単管と自在クランプ2個で、既存の柱に重さが行くようにして、もう一本は、買ってきた柱で、直接持ち上げることにしました(柱は、明日以降買い出し予定です)。

一応、言っておきますが、引っ張る力が掛かる単管には、ジョイントで繋げた単管は使っていません。
単純にJ字傘ネジを固定するためだけの単管にジョイントで繋げた単管を使いました。
(何度も薪小屋を組み直しているので、場所を選んで、リユースしています)


と言うわけで、旧方式の補強用木材と、新方式の柱になる単管を買ってきてから、薪小屋の修理2に続きます。


それから、最後にお願いです。
もっと強く、安くできる方法があったら、教えてくださいね。

(やっぱり、長くなった・・・)

ツール
woodstove VermontCastings Encore Catalytic
axe           GRANSFORS BRUKS 450 Splitting Maul (GB)
axe           FISKARS X27 Splitting Axe(36”)          (X27)
chainsaw   Husqvarna 345e 18"

今ターム収集薪量 ネコ単位(薪小屋内列数・目標)
A 139(6.1列) B 38(2.0列) C 198(280) D 0

TO DO
1. 薪小屋横のエノキ丸太7本の大物の処理