薪ログ2

薪?なにそれ美味しいの?

薪割_カシ・ケヤキ&薪積_北置場(東)16

薪割_カシ・ケヤキ&薪積_北置場(東)16

今日は、昨日の続き。
メインは、近所の現場からやってきたカシ玉でした。

まぁ、なんとか割れたので、小さめの玉(と言っても40㎝台ですが)は、これでお終いです。
むちゃくちゃなやつがあと2玉ほどありますので、それを薪にしたら、近所の現場からやってきた原木は、お終いになりそうです。

さて、昨日の分と合わせて、ケヤキたちは、北仮薪置き場(東)に、カシは、薪小屋三に積みました。

イメージ 1
カシ(ネコ6杯分)

イメージ 2
ケヤキその他(ネコ4杯分)


薪の乾燥に関して、いつものようにいろいろ考えているのですが、その前提となることが、なんとまぁ、面倒なことが分かりました。

例えば、含水率と言う言葉は、(薪に含まれる水の重さ/薪の重さ)じゃないとか、湿度は、相対湿度だとかです。

と言うことで、いろいろ考えるための豆知識を探してきたので、ちょっとまとめておきたいと思います(あっ、今日、調べたわけじゃないですよ。暇なときにぼちぼち調べていただけです(笑))。



*気乾比重:木材を乾燥させた時の重さと、同じ体積の水の重さを比べた値(1で、水と同じで、0.5で水の半分の重さ)

*含水率:(水分の重さ/木材を乾燥させた時の重さ)
  注:通常、含水率と言うと、(水分の重さ/水分を含んだ全体の重さ)で、含水比が、(水分の重さ/木材を乾燥させた時の重さ)ですが、木材の場合、含水比を含水率と言っているようです。
  注:よって、杉の皮に近い辺材などは、100%をオーバーし、300%になることもあります(通常の含水率なら、100%を超えることはあり得ない)。

*平衡含水率:木材がある温度と湿度の環境に置かれると、最終的に一定の含水率になる、その含水率のこと
  注:吸湿と排湿が同じスピードになるため、見かけ、一定になる。
  注:日本の屋外の平均的な平衡含水率は、15%くらいです(12~16%と言う数値も)。
  注:ただし、一定以下の含水率になると、湿気を吸いにくくなるので、人工的に乾燥させると、平衡含水率が下がることもあります(家具や、フローリング材など)。

*湿度(相対湿度):大気中の水分量/大気が含むことが出来る水蒸気の最大量
  注:この最大量は温度により変化するから、同じ湿度でも水分量自体は温度により変化する。
  注:同じ水分量なら、温度が下がれば、最大量が減るので湿度が上がる(結露とか)。
  注:同じ水分量なら、温度が上がれば、最大量が増えるので湿度が下がる(暖房による乾燥)。

  注:よって、含水率と、湿度は、全く違う概念なので、数値に直接の関連はない。

*自由水と結合水と繊維飽和点:木材は、水が自由に移動できる筒状の組織の集合体で、その筒内の水が自由水、筒状の繊維を構成する細胞壁に存在する水が結合水、乾燥で自由水がなくなり、結合水が減り始めた時点が繊維飽和点。
  注:自由水は、すぐ乾燥し、結合水は、なかなか乾燥しません。よって、乾燥させた時、先に、自由水がなくなり、その後、結合水がなくなります。
  注:よって、乾燥は、繊維飽和点までは比較的短時間で、それ以降平衡含水率までは長時間かかります。

  注:繊維飽和点は、含水率30%前後です。
  注:木材の収縮は、結合水が減ることで起こります(繊維飽和点以下)(参考:切り口の割れ目)。


乾燥:その1:薪の温度を上げることで、水蒸気の発散量を増やす(日光に当てる)
乾燥:その2:薪の周囲の水蒸気を減らすことで、吸湿と発散の、発散を優位にする(風通しを良くする)

*広葉樹の生木の含水率は、70%くらいで、薪に適する含水率は20%くらいと言われています。
  注:つまり、70%から30%(繊維飽和点)までは、自由水が比較的短期間で乾燥します。
  注:つまり、30%から20%までは、結合水が比較的長時間で乾燥します。



わはっは、全然豆知識じゃないなぁ。

こんな感じで、材料と言うか道具を揃えて、ちょっとずつ考えています。
今のところ、ここで書いたことは、大筋変化なしっぽいですが、それでも、微妙に訂正が必要になりそうです。
やはり、乾燥のシステム自体が謎なので、どうしても、外側からなぞる感じの議論になってしまいますねぇ。
乾燥のシステム自体を解明した資料が見つからないので、どうにかしたいですねぇ。
だからと言って、実地ではいろんな要素が複合的に関係しているので、単純な実験で結論が出る話ではないですからねぇ。

また、雨の日にでも、薪の乾燥その2でも書きたいと思います。

ツール
woodstove VermontCastings Encore Catalytic
axe           GRANSFORS BRUKS 450 Splitting Maul (GB)
axe           FISKARS X27 Splitting Axe(36”)           (X27)
chainsaw   Husqvarna 345e 18"

今ターム収集薪量 ネコ単位(薪小屋内列数・目標)
A 75(3) B 11(0) C 148(280) D 24

TO DO
1. 薪小屋横のエノキ丸太7本の大物の処理
10. 含水率計 67988