雑草対策
現在、畑には除草剤をまいていません。
その為、ちょっとほっておくと、雑草の方が背が高くなり、作物に、日が当たらないという悲しい状態になります。
で、出来るだけこまめに雑草を抜いているのですが、これがまた、この時期は、(私のように、いい加減な野菜作りをしていても)結構な労力です。
TVで、面白い人を紹介していました。
その方は、無農薬で、田んぼをやっていて、無農薬は、雑草との戦いだと。
いや、無農薬は、雑草との戦いだと、以前から思っていたのですが、私の知っている、無農薬とか、自然大好きとか、自給自足とか言っている(都会から田舎へやってきた)人は、雑草に自由にやらせて、ちょびっとだけ収穫しているとか、雑草に徒手空拳立ち向かい、結局、物凄い労力に圧倒され、短期間で、無残に敗走(転向)しているイメージだったんですよね。
ある程度の期間、立ち向かっている場合、畑がさほど広くなかったりして、物凄い労力をなんとか続けているみたいな状態じゃないかと思っていました。
ところが、この方は、物凄い労力なしで、いかに楽して(短時間労働で)、雑草との戦いに勝利するかを、いろいろ試行錯誤しているようでした(大分、「盛っている」感じでしたが…)。
「楽して」と言うと、すぐ機械化を考えてしまいますが、その方は機械を使わないことにしているそうです。
実際、なぜ、機械を使わないかは分かりませんが、高価な機械を購入すれば、後は自動的に、減価償却に必要な生産高をこなしていくために、次々と機械化をする必要が出てきて、最終的に、経済活動としては、ある程度の規模にすることで利益を出すことになってしまうからだと推測できます。
都会育ちのもやしっ子である私は、機械化が大好きのはずですが、この方のやり方に、心ひかれたのは、きちんと雑草と戦うが、朝から晩まで畑で頑張るわけではない(もちろん、高リスクの機械化もなし)という点でした。
で、具体的にどうなのかと言うと、田んぼの話なので、私には、ほとんど関係ないことでしたが、手の届く価格の道具(や機械)と、頭を使って、なんとかするという考え方だけは、ありがたく借用させていただくことにしました。
そこで、その方の話をヒントに、一つ、やってみることにしました。
はい。完全に、思い付きの、ダメ元です。
その方は、雑草に竹箒をかけていました(水田で)。
雑草にドロがかかると、日が当たらなくて、枯れるそうです。
この話が、本当かどうかわかりませんが、雑草シートも結局は、日が当たらなくしているわけですよね。
じゃあ、畑の雑草も、土を掛けたら、枯れるかもしれません(さすがに竹箒では無理ですが)。
が、雑草君は、しぶといので、全然平気かもしれません。
ともかく、ナスの周りの雑草に土をかけてみました。
明らかに、雑草を抜くより、楽ちんです(しゃがまなくてすむのが大きいですね)。
土の掛け方、時期、雑草の種類、その他もろもろ、関係する要素はいくつもあり、なかなか興味深い実験です。
もしかしたら、似たようなことを誰かが実験済みかもしれませんねぇ。
それも含め、もう少し、調べたり、考えたり、実験してみようかと思っています。
えっ?盛ったところに雑草が生えたら、また、土を盛るというように、どんどん土をかけていったら、ナスよりも高くなってしまうんじゃないかって?
それはそうですが、さすがに、その前に、崩すと思います。
と言うか、崩す方が、土を盛るより、ずっと楽そうですから、すぐ崩すでしょうね(笑)