こんにちは、mooです。
064に苦戦していることとは関係なく、お手頃な260を探していたところ、同じ出品者で、038もお手軽価格(知らんが)で、且つ、写真的には、状態も良さそうだったので、2つとも応札したところ、運良く両方落札できました。
まとめて送ってもらえることで、送料もだいぶお安くなりました。
260は、エンジン始動、アイドリングとふけ上がり確認済みだそうです。
038は、キャブレターに混合燃料を垂らすと初爆し数秒ふけあがりましただそうです。
後は、ものを見てと言うところでしょうか?
着弾を待つ間に、260と038S,特に038Sに関して、下調べをしておきたいと思います。
2機体とも、ガイドバーレスなので、ガイドバーに関して。
260VWは、21BPX-72用のガイドバーを買ってあるので、前からあるニコイチの260(ニコ)は、16"に戻し、260VWを18"にします。
問題の038ですが、在庫がたくさんある72DPX-84が使える,格安ガイドバー(6kちょい)を見つけたので、それにしようかと。
260VWは、そのまま使えそうですが、038は、いくつか問題があるようです。
まず、マフラーに穴が空いています。
マフラー自体、1kチョイで、OEM(orサードパーティー)があるのでそれでもいいですし、溶接しても良いかもしれません(写真で見る限り、マフラーが、突出して、サビサビなので、OEM(orサードパーティー)がいいかもしれません)。
それ以外に、038は、燃料系に問題がありそうなので、キャブのダイアフラムセットや、燃料ホース(インパルスホースも)が必要になるかもしれません。
(マフラーもキャブ回りも、実物を見てからですね)
スペックを調べてみると、038Sは、064,576並の重さ(6.6kg)で、034S(3.4kW)並の馬力(3.3kW)なので、まぁ、セミプロ機という感じですね。
とは言え、十分な馬力なので、使い勝手が良ければ(安定して、すぐに使える)、使用機会が増える感じがします。
(と言うか、デコンプないので、またのケッチン祭りは、勘弁して欲しいところです)(血涙)
追加
セミプロ機という表現に関して、山林用をプロ機とするなら、まぁ、セミプロ機というのは間違いではないのですが、誤解を避けるために,もうちょい説明すると、軽さが必要な山林のため、軽量化にコストをかけているタイプと違い、農家用、つまり、Stihl FB グループの 1 つである038は、重いが安いのが特徴です。しかし、これだけなら、セミプロ機という誹りを免れないでしょうが、ある記事には、次のような表現があります。
* それは強力でよく構築されたプロのこぎりです
* 一日中走らせることができる
* 新しいのこぎりよりも作業が簡単
全部、よく分からない表現ですが、2番目が,本当なら、重要でしょう。
つまり、継戦能力が高い。
多分、放熱性能が高いんじゃないかな?(知らんけど)
まぁ、リセールバリューがそれほど高くないのは、変わらないですけどね。
以上、下調べ。
で、着弾。
気がついたことをつらつらと。
038
1 Wでした。
2 キャブがtillotson HK42Bでした。
3 燃料ホースは、柔らかかった。
4 チェーンキャッチャーは、なかった。
5 エアフィルターは、まだ使えそう。
6 スプロケットは、スパー。
7 マフラーは、ベコベコか(穴は、キズと言うより、サビによる穴)。
8 見たところ、キレイ。
9 見たところ、チェーンキャッチャー以外、欠品無し。
10 W用のコードが一部、被覆が剥がれていた。
11 タンクベントのホースが割れていたので、燃料ホースで、速攻交換(所要時間3分)
キレイなものです(エアフィルターの横にタンクベントのホースがチラ見)
MS260
1 汚い。汚い。汚い(重要なことなので3回言いました)。油木屑だらけ。シリンダー、シリンダーカバー、クラッチカバー等、見えたところは全部油木屑。凹は、すべて、油木屑で埋まっている。
2 ハンドガードの根元(スターター側)が折れていて、ネジもない。
3 エアフィルターは、まだ使えそう。
4 エアフィルターカバーは、3カ所亀裂。2カ所は、問題ないが、1カ所、スイッチの所は、大きい割れ。
5 マフラーは、さびがあるが、まだ厚みがあり、使える。
6 シリンダーの排気口、そこから見えるピストンは、変色していて、燃料が粗悪品だった感じ。
7 ピストンのキズは、なさそう。
8 というか、全部、まるっと洗浄しないとよく分からない。
9 スプロケットは、リム。
10 チェーンキャッチャーは、ある。
11 スパイクは、上の方が曲がっている(修正可能かな)。
12 スターターが異音。バネがちゃんと巻かれていないか?
13 スターターか、フライホイールか、クランクシャフトに異常。多分、バネ。
14 デコンプのボタンがない(と言うか、デコンプが機能していないか?)
ハンドブレーキの根元の割れとネジ無し
スターターを引っ張ると、異音(と言うか、戻らん?)
油木屑
油木屑(デコンプのあたまがない・・・)
エアフィルターカバーの割れ(スイッチの横)
必要なもの(あるもの以外、購入予定)(チェックしてから)
038 マフラー(確定) ダイアフラムセット(確定) ガイドバー(確定)
260 ハンドガード ハンドガード用のネジ(4mm?) ダイアフラムセット ガイドバー(ある) デコンプ(確定) スターター(フライホイールorクランクシャフト)
(260は、260(ニコ)との兼ね合いで、とりあえず、シリンダーピストンが使えるなら、フライホイール&クランクシャフトが使えるなら、260(ニコ)から、ハンドガード、ネジ、スターターを移植?)
やることリスト
確定の注文。
洗浄。
260Wのスターターがらみの問題の特定
ということで、確定の注文を出してから、260Wの清掃。
どこを開けても、内側は、全部、油木屑。
クラッチドラムを外して、クラッチを取って、中を覗いたら、恐怖の空間無し。
クラッチの裏が、油木屑でビッチリ!
オイルラインが完全に埋没していました。
いやいや、すごいですね。
あまりの油木屑の多さに、いつの間にか、足下に油木屑の山が・・・
写真を撮ることを忘れて、ただひたすら、油木屑をホジホジしました。
オイルラインを注意しながら、ホジホジホジホジ・・・
そして、一息ついて、シリンダーを見ると、シリンダーのネジなんか、油木屑に埋まって、どこにあるかも分かりません。
シリンダーの羽根の間が、繋がっていて、何がなんだか。。。
ひたすら、油木屑をホジホジして、シリンダーを外してみましたが、シリンダー・ピストン共に、低質の燃料による煤はあるものの、基本普通。
なんというか、逆にびっくり。
こんなに油木屑だらけだと、放熱性能が大幅に低下しているだろうから、簡単に焼き付きそうですが、特に問題なし。
が、スターター・フライホイール・クランクシャフトの問題は、スターターではありませんでした。
目視できないのですが、クランクシャフトのベアリング(Grooved ball bearing)のフライホイール側のがやられているっぽい。
「エンジン始動、アイドリングとふけ上がり確認済み」とありましたが、カコカコ音がしますが、まぁ、回らんこともないという感じなので、嘘ではないんでしょうね。
シリンダーカバー、クランチカバー、スターター、エアフィルターカバー等を、マジックリン漬けにして、シリンダーも、ついでに突っ込んで、油木屑が柔らかくなったところで、ピックツールで、大まかに落とし、歯ブラシで擦り、水をぶっかけて、キレイにしました。
シリンダーとピストンは、さらに、廉価版メタルクリーンで、煮沸消毒する予定です。
洗浄だけだと気が滅入るので、038をいじることに。
038は、スターターを引っ張った感じ、キャブ回りを見た感じ、クラッチ回りを触った感じ、あまり問題がなさそうなので、燃料を入れて、何度か、スターターを引っ張ったところ、ドン、スイッチをちょっと戻して、もう一度、ギュワーーーン。ブオーーーンブオーーーン。
なんだ、すげー軽やかに回転数が上がる。
34年前の機械で、66.8ccなんですが、なんだ、この軽さは?
普通に、初爆する、始動する、安定アイドリングだ、軽い吹き上げだ、よく分からんが、絶好調っ!(的な?)。
まぁ、ともかく、「キャブレターに混合燃料を垂らすと初爆し数秒ふけあがりました」には、嘘はありませんでした。
(タンクベントのホースが死んでいたのが、初爆しか確認できなかった、原因か?)
しかし、あまりに、軽い吹け上がりなので、却って、不安になりましたが、まぁ、オイルの出の確認も出来たら、今度使ってみましょう。
しかし、同じ出品者から来たものなんですが、状態がまったく違っていましたね。
それはさておき、260Wは、難しいですね。
260(ニコイチ)のクランクケースを260Wに移植するのが一番良いでしょうかね。
ベアリングの交換もそのうちやってみたいところですが、やはり、フライホイールの着脱は、敷居が高いです(バランスがねぇ)。
260(ニコイチ)に、シリンダーピストンを移植して、燃料タンクも交換する。
スターターも交換、エアフィルターカバーは、260(ニコイチ)のまま。
クラッチ、クラッチドラム、リムなどは、260(ニコイチ)のままがいいですね。
ハンドルガードはもちろん、ブレーキ関係も、260(ニコイチ)のままがいいですね。
マフラーはどちらでも良いので、260(ニコイチ)のまま。
スパイクも、260(ニコイチ)のままがいいですね。
つまり、260(ニコイチ)に、260Wのシリンダー、ピストン、燃料タンク(キャブはニコイチのまま)、スターターを移植する感じですね。
ハンドルヒートは、とりあえず、オフですね。
被覆が剥がれているコードの交換等が大変そうですしね。